平成27年1月26日発行した高津篤美刀自の「偲び草」より
妻が亡くなって早や一年になろうとしている。再入院の前、真夜中にワァワァと泣き出してびっくりして目を覚ました。
そして妻に「どうしたんや、痛むのか」と聞いたら、「うれしくて泣けてきた」というのです。
私は妻に「私が泣かせているようだからやめてほしい」と頼んだ。
でも後で、うれしいことなら思い切り泣かせてやった方がよかったのかなあ、と複雑な思いです。
あと何年も生きられない命とわかっていても、今日まで生かされてきた魂の叫びを聞いたように思います。
生前中、妻が書き残したものを集めて、偲草としてお渡しすることが、故人の喜びと思います。
ご一読下されば幸甚です。
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